整体セラピスト資格

整体セラピスト資格は、人体の構成、神経や血液の構成、骨格の構成など、整体に必要な基礎知識があると認定する資格です。当記事では、整体セラピスト資格講座の学習内容を掘り下げてご紹介していきます。

より詳細な内容を知りたい方は、ぜひ資格公式サイトもご覧ください。

体の筋肉・腱・骨をじっくり学べる

日本人の10人に1人が、肩コリに悩まされているというデータがあります。

それが、肩コリは日本の「国民病」と呼ばれるゆえんですが、現代特有のストレスともあいまって、日本にはコンビニの倍といわれるほど、鍼灸マッサージ院、整骨院や整体院などが存在しています。

鍼灸マッサージ院、整骨院、整体院の違いはややわかりにくいのですが、ここでは簡単に、国家資格を保持している人が施術にあたるかの違い、と覚えておけば良いでしょう。

鍼灸マッサージ院と整骨院は、国家資格を持つ人が施術を行います。それに対して、整体院で行う整体には、国家資格が存在しません。

整体院は保険がききませんが、その分リラクゼーションに特化したり、骨格の歪み矯正に特化したりと、自由度の高いメニューがあるのが大きな特徴。

そのため、以前から一定のニーズを確保し続けています。今後も癒やしの分野で手に職をつけて働きたい人にとって、大きな魅力があるでしょう。

そんな整体に従事する人、つまり整体師は、国家資格こそ存在しませんが、さまざまな民間の資格は存在しています。

その中の1つが、整体セラピスト資格。

整体セラピスト資格講座では、整体の歴史をはじめ、疲れや歪みの要因、血液・血管、体の構造なども学べるため、整体の知識を深めて、技術を磨きたい人にぴったりです。

ここでは、「整体セラピスト資格」で身につけられる内容を、少し詳しくまとめています。代表的な項目を、1つずつ順番に見ていきましょう。

整体セラピスト資格講座では、疲れ・歪みの要因を骨格から理解できます。

歪みの要因はさまざまですが、代表的なものは下記の生活習慣です。

こういった生活習慣が積み重なると、少しずつ骨格が歪んでしまいます。

そして骨格が歪むと、血流が悪くなったり筋肉のバランスが不自然になったりするため、下記のような症状が出る場合があります。

また、全身に酸素が行き届きにくくなるため、疲れがたまりやすくなることも。「なんとなくだるい」「なんだかやる気が出ない」といった場合は、骨格が歪んでいることが原因のケースもあります。

このように、骨格の歪みは、単なる見た目だけの問題ではなく、さまざまな悪影響を引き起こすのです。

前章でも少しふれましたが、コリと血流には密接な関係があります。

血液に含まれるブドウ糖は、同じく血液中にある酸素が供給されることで燃焼すると、筋肉を動かすエネルギーになります。

しかし、血流が悪くなると酸素が十分に供給されず、不完全燃焼が起きることに。そうなると、乳酸と呼ばれる燃えカスがたまり、筋肉疲労につながってしまいます。

そのため、血流を滞らせないことが、筋肉疲労＝コリをためない秘訣です。

しかし、血流の悪さ以外でもコリはたまります。

例えば、下記のような要因が挙げられます。

そのため、血流の悪さ以外の要因も疑って、全身を診ていくのが重要です。

整体セラピスト資格講座では、さらに、人体の構成などについても学べます。

例えば、神経系のつくりと働きが挙げられます。詳しい学習内容は講座で教えてもらえますが、簡単に予習すると、下記の通りです。

神経系のつくりと働き

神経系とは神経と脳、脊髄をまとめたもので、中枢神経と、中枢神経以外の神経系である末梢神経に分かれます。皮膚や体のさまざまな場所からもたらされた情報を処理して、各部位を調整する働きがあります。

また、自律神経についての知識もつけられます。

自律神経について

自律神経は背骨の中を通っているため、整体によって背骨の歪みを整えるのは、自律神経の不調によって起こる症状をやわらげることにもつながります。

自律神経の不調による症状には、下記のようなものがあります。

このように、整体セラピスト資格講座は、体の仕組みに関する知識を身につけて、技術に生かしていける講座です。

癒やしの分野で手に職をつけたいと考えている人は、ぜひ整体セラピスト資格講座の受講を検討してみてください。