数秘術資格

数秘術は、英語で「ヌメロロジー」といい、四柱推命、九星気学、星座占い、タロットなどと並ぶ、古くからある有名な占いです。

数秘術資格は、数字を使い割り出すことによって自分の性格や運命や未来などを占う数秘術を学び、数の意味や占いの技術を習得したことを認定する資格のことです。

数秘術資格の人気と需要

数秘術資格は民間団体の認定資格であるため多くの種類がありますが、代表的な資格には、日本占い師協会が主催する「数秘術鑑定士」資格認定資格、日本メディカル心理セラピー協会が主催する、「ヌメロロジスト」資格などがあります。

いずれも専門性の高い数秘術のルールや統計学の知識、診断方法などを習得したことを認定するもので、インターネットを通じて自宅から受験できるようになっており、社会人や主婦などの忙しく時間のない方でも受験しやすいと人気の資格となっています。

カバラ数秘術、モダンヌメロロジーなど、流派のようなものも存在しますが、基本的なルールはほぼ同じです。

数秘術資格を持っていると、占い師として活躍できるほか、数秘術の知識を生かして、数字のアドバイザーとして商品開発やコンサルティングなどにも関わっていけるようになります。

数秘術の基本となるのは、「誕生数(ライフパスナンバーともいいます)」という誕生日を合計しただけのわかりやすい数字です。

この誕生数をベースに、数字の特徴や計算方法、ルールにのっとって、その人の恋愛傾向や趣味嗜好などを含む基本的な性格や運命、それらに基づく適職を割り出します。

また、誕生数を組み合わせることで相性診断をしたり、お祝いごとや店舗、企業の開業日などの縁起のいい日程を決めたり、そういったことに応用できるスキルです。

たったそれだけで、なぜこんなにも当たるのかという疑問については議論があるところですが、数秘術に統計学的な要素が関係しているという説もあります。

普段はあまり意識したことがないものですが、生年月日から算出する誕生数をはじめ、それらを組み合わせた相性数など、さまざまな計算ルールがあり、計算式に沿って数字を算出し、その数字をもとに占いの結果を導き出します。

これは占いのプロセスとしては占い師にとっても、相談者にとっても大変わかりやすく、シンプルで扱いやすいことも数秘術の魅力のひとつです。

誕生数である自分のラッキーナンバーや、基本性格を割り出すことで、それに基づいた適職なども診断できるようになっています。

適職というのは例えば、以下のようなことです。

人は誰しも、何かしら迷いを抱えて生きていますが、数字のちょっとしたヒントを得ることで意思決定の助けになったりします。

例えば、自分はこんなタイプで、こんなことが得意だ、という裏付けができることで、自分の好みや思考のクセを把握し、選択の際に参考になったりします。

特に職業というのは、人生の大半を過ごすことになる場でもあり、相談者が仕事の悩みを抱えていることも数多くあります。

数秘術を操れるようになると、そんな相談者に対しても、特性をはっきりと示し、あなたにはこんな能力がある、特技があるからこんな仕事が向いている、こんな理由であなたは悩んでいる、という的確なアドバイスができるのです。