現代社会において、子供が抱えるストレスは様々です。子供の悩みを解決してあげたいけど、何をすればいいのかわからない、そんな悩みを持っている親は少なくありません。そんな壁にぶつかったときに有意義な資格が、チャイルド心理カウンセラーです。
当記事では、チャイルド心理カウンセラーの内容と、行動から判断する子供の心理についてまとめました。
行動から判断する子どもの心理
成長に伴い、身体は大人になっていきますが、心はそうではありません。成長段階を知ることが大切です。
そこで重要なポイントが行動です。心理面が行動に影響を与えるのです。
心と身体は繋がっています。そして、子供の行動には必ず理由があります。子供の問題行動は、心のSOSを求めている場合が多いのです。
例えば、子供が問題行動を起こした際に、頭ごなしに叱ってしまった経験はありませんか。
まず叱るのではなく一旦立ち止まり、行動を心理面から読み取ることが重要です。
チャイルド心理インストラクターの資格では、成長段階別に子供の心理を理解しているので、問題が起きた場合にも余裕を持った対処ができるようになります。
表情や行動から心の声を聞いて育児に生かす
1点目に、表情や行動から心の声を聞いて育児に生かすことです。
ここでは幼児期、学童期を例に挙げます。
注意しても何度も同じ問題行動を繰り返す。そんな経験がお子さんにありませんか。実は、子供は助けを求めています。
繰り返す行動に大人はイライラしがちですが、一度深呼吸して下さい。
そして子供に寄り添って聞いて当てましょう。根気よく聞いていくと、｢かまってほしかった｣、｢こっちを見てほしかった｣という欲求を満たそうとする行動だったことが多いそうです。
子供の思いを受け止めていくと、次第に問題行動もなくなっていきます。
続いて学童期です。子供が学校に行きたくないときに、「頭が痛い」「お腹が痛い」等言い出し、休もうとしたことはありますか。
なぜ、痛くもないのに理由をつけて休もうとするのか。それは子供が｢学校に行きたくない｣と言うと怒られると思って、」防衛本能から嘘をつくのです。
ここにも子供のS0Sが隠されています。訴えている症状が1つの鍵になります。
具体例をまとめました。
| 頭痛 | 考えすぎ、悩みがある |
| 腹痛、病気 | 行きたくない、関心をひきたい |
| 黙る | 自信がない、怒られるのが嫌 |
子供がこのような症状を訴えた場合、よく表情を観察してあげて下さい。
本当に体調が悪ければ病院へ、寄り添って聴くことが出来そうであるのなら、一緒についてあげてください。
チャイルド心理カウンセラーの資格では、より掘り下げて学んでいくため、子供の問題に柔軟に対処できます。
思春期もイヤイヤ期も態度で表すのは一緒
2点目に思春期もイヤイヤ期も態度で表すのは一緒であることです。
1人で何でも自分でやりたがり、こちらが手を加えようとすると「いや」と反抗的になる2歳と、親からの自立を望み、「ムカつく」「ウザい」と反抗的な態度を取る中高生の思春期。
実はどちらも自分自身をつくる重要な成長過程です。
つい口を挟んでしまいたくなりますが、一歩前から見守ってあげましょう。
なにかあったら声をかけてと、受け入れの場所を示してあげることもポイントです。
精神と行動原理を理解すれば育児もマスター
3点目、精神と行動原理を理解すれば育児もマスター出来ることです。
心の中の声が、行動に繋がっていくのです。
思春期を例に挙げます。
親元からの独立を望む一方、離れることへの不安も同時に感じています。その不安を解消するために仲間と一緒にいることで安心感を得ようとします。友人間のトラブルが最も多いのがこの思春期です。
この問題を解決してあげたくて、話を聞こうと親は口を出したくなりますが、逆に子供は反抗的な態度を取ってしまうことがあります。
それは親からの独立願望から来るものであることを覚えておいてください。成長の一過程なのです。幼少期、学童期には何でもお話してくれたかもしれませんが、子供の心は成長していきます。
成長に応じて、こちらも接し方も変えていきましょう。
当資格にて子供の心理を成長段階に合わせて学ぶことによって、子育てにおいて問題が発生したときに、焦ることなく余裕を持った対処ができるようになります。
また、家族間で共有できると、より円満な家族関係が構築できるようになるでしょう。
試験はいつ?受験料は?
チャイルド心理カウンセラーの試験は、2ヶ月に1回の頻度で実施しております。
| 受験資格 | 特になし |
| 受験料 | 10,000円(税込) |
| 受験会場 | 在宅受験 |
| 合格基準 | 70%以上の評価 |
活躍の場は?どんな人が向いている?
実際にチャイルド心理カウンセラーとして働く場合、幼稚園や保育園などの幼児施設、進学塾や学習塾、学童保育施設など、子供がいる様々な施設でカウンセラーとして働きます。
では、どんな人がチャイルド心理カウンセラーに向いているのでしょうか。
下記にまとめました。
- 話を聞いてアドバイスすることが好きな人
- 人として誠実であること、包容力があること
- 相手の言動から心を読み取る洞察力がある人
カウンセリングは相手から話を聞き出さなくてはなりません。話を聞くためには、信頼関係を築くことが重要になります。この信頼関係の構築のために、この3つが大切になります。
当記事では、チャイルド心理カウンセラーについてまとめました。
実際に子育てをする上で、非常に役に立つ資格です。ぜひこの機会に資格取得してみていかがでしょうか。